旧都城市民会館が解体にする方針を宮崎県都城市が取りまとめたようです。
市民の意見も解体になっているので行政判断をしては妥当と思います。
ただ、建物のスクラップアンドビルドという
今までの流れなのが情けないかなと思います。
建物は鉄筋コンクリートに鉄骨構造の屋根がかかった
混構造の構造になっていました。
設計としては耐久性のあるコンクリートは再利用しながらも
鉄骨造の屋根は大規模な改築も意図していたでしょう。
耐震設計の変遷からコンクリート構造の再利用が難しかったかもしれませんが
基壇(基礎的な部分)としてコンクリート造を生かしながら
鉄骨部分を大きく改築する手段もあったかと思います。
そこまで踏み込んだ提案はなかったように記憶していますが
建築学会とか動けなかったのかなぁと思いました。
しっかりと情報を集めての意見じゃないですが、
いち建築士の雑感として書き留めておきます。