新型コロナウイルス感染対策案のつづき。 今回は空間除菌の落とし穴の話。 新型コロナウイルスの室内での感染対策で室内の空気を除菌する 空間除菌を試みる方が増えています。 この空間除菌には私も興味を持ちいろいろと調べました。 空間除菌とは室内の空気中に存在するウイルスを薬剤などで除菌することです。 ウイルスの除菌とは薬剤でウイルスのたんぱく質を破壊して非活性化させることです。 解りやすく言えばウイルスを殺します。 ウイルスを除菌するためには空気中にある程度の薬剤が必要ですが その必要な量を空気中に幕と人間も不快に感じ人によっては気分が悪くなります。 その除菌できる空気を長く吸っていると喉や肺などの粘膜などが痛み、 酷いと肺の細胞に炎症が発生します。 人体に害にならない程度の量にするとウイルス除菌効果は低くなり、 空気中に撒いても除菌にはならない意味のない結果になります。 さかんに広告などで見かけると思いますが空気中に薬品をまくのはやめるべきです。 宣伝されている薬品は次亜塩素酸水・次亜塩素酸ナトリウム液・オゾンです。 除菌効果を持たせるには人体には安全なものになりません。 もし、空気中の除菌を期待するなら空気清浄機の紫外線やプラズマ除菌が効果的です。 ただし、部屋に一人でいる状態で空気清浄機を使う以外感染防御は薄いです。 とくに机やテーブルごとに分かれている事務所や店舗店内の場合、 空気清浄機にたどり着く前のウイルスの混ざった空気に触れるのは避けにくく。 空気清浄機で多少除菌効果があってもその空気清浄機から離れたところには、 まだウイルスが漂っていることがあるので感染の可能性は残ります。 安心して使ってもらうには空間除菌以外の方法で 確実な感染防止策を対策するのがまず第一です。 参考資料 次亜塩素酸水のミスト噴霧は危険だ次亜塩素酸水のミスト噴霧は危険だ次亜塩素酸ナトリウム液・次亜塩素酸水を吸入してはいけない(2020/05/10) http://www.cml-office.org/wwatch/alkalli/comment-ph-15?fbclid=IwAR1NDkfY9_6wmMdcJWgosjlpnN1VohGHLGfTAm4ADR3xV9cLSY3Snm1KaNw