粘土を主原料とした土壁が建築基準法の告示にて不燃材に定めるよう 国交省住宅局建築指導課で手続きが進んでいます。
素材として問題なく不燃材だったものがやっとこの時代に法指定です。 伝統的日本の建築に長く関わってきたので本当にやっとだなぁって気持ちです。 建築基準法が定められた時に不燃材になっていてもおかしくなかったのに 当時の建設省にとって日本の伝統的技法は法できちんとした管理する意識なかったんでしょうね。 こういう法の不備が伝統的技術の衰退の影響になっていたので残念に思います。 告示の改正は順調にいけば令和4年5月の見込みです。 この改正で土蔵など内装が確実に不燃に改修しやすい建物の活用がやりやすいです。 新築の建物でも仕上げに土壁を使う事例が増えてほしいです。 土壁が不燃材になるので土壁の応用で版築も使えるようになります。 伝統的な日本建築の内装が増えてほしいです。