先日、設計をした数寄屋門のカレンダー掲載の撮影でした。 創業が明治40年のカレンダー製造の老舗杉本カレンダー様の来年発売される2026年度版カレンダーに掲載される写真の撮影でした。 制作プロデューサーさんとカメラマンさんが朝早くから撮影。 お施主様も丁寧に維持管理されていてお庭も含めてとても良い撮影ができました。 数寄屋門は檜丸太の木組みに檜皮葺きの数寄屋建築。 大正時代から戦前にかけての事例にある西洋のモダンデザインの影響を受けながらも 日本の気候風土に合わせた数寄屋デザインを意識しています。 平屋の日本家屋の母屋にお茶室のあるお屋敷です。 母屋とお茶室は知り合いの大工さんが手掛けています。 門を作らずに生活されていたのですが、 施主から大工さんにお話があり、私が設計を任されました。 門の作りは自由に提案させていただきました。 待合を別棟で作るのが難しかったので門に待合を組み込みました。 自由な提案をお施主様が受け入れていただき思い出深い設計です。 それが数寄屋の作品を集めたカレンダーに掲載されるのは嬉しいです。 カレンダーの完成が楽しみです。