グラスウール・ロックウール(鉱物繊維系断熱材)
断熱性能(熱伝導係数:数値が小さいものほど性能が良い) 0.035~0.04W/mK
一番流通し使用されている断熱材。
建築現場で使用されるのは比較的安価な製品が流通しているものが多い。
ガラス繊維・鉱物繊維が綿状・ボード状に加工されているため
断熱材自体が軽く工事で持ち運び取り付けがたやすい。
密度の低い材料は潰れやすく不良施工になりやすい。
低価格の製品は非常に安い(m2単価で500円程度)
価格相応に断熱性能が低い。
作業中にガラス繊維・鉱物繊維が細かく空気中に飛散し、
それを吸う事で発ガン性の懸念がある。
放湿性がなく湿気を含むと急激に断熱性能が落ちる。
断熱材を湿気から守る防湿工事は必須。
丁寧な防湿気密シートによる作業が必要。
防湿層が不完全だとカタログ上の断熱性能は発揮できない 。
(製品の製造方法によるが3割から5割程落ちる)
断熱材の密度によっては作業で潰れてしまい隙間が空いて断熱性能が落ちることがある。
綿状・ボード状に加工する際ホルムアルデヒドを含む接着剤を使っているものがある
(建築基準法の規定で表示あり、シックハウス基準は守られている)
グラスウールの主原料は廃ガラス。
ロックウールは製鉄時に出る鉄鋼スラグを主原料としている。
建物解体時には産業廃棄物として処理する必要がある。
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